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メディナ
現在のモロッコの町に残る昔ながらの古い町並み旧市街は、7世紀に侵入してきたイスラム(アラブ人)によって建てられた。彼らはその地をイスラムの預言者(ムハンマド)の地、メディナとした。旧市街を今でもメディナと呼ぶのは、モロッコ独特である。メディナは、外敵からの進入を防ぐために周りを頑丈な石の外壁で囲まれている。また、一歩メディナの中に入ると細い、狭い道が、まるで迷路のように複雑に通っている。この迷路のように複雑な狭い道もまた、もし外敵が進入しても容易に目的の場所へたどり着けないようにするためである。メディナの中心部には、マドラサと呼ばれるイスラムの神学校、モスク、キャラバンサライ(隊商宿)、ハンマンム(公衆浴場)がある。モロッコでは現在でも地方では自宅にお風呂が無く、ハンマンムと呼ばれる公衆浴場へ行って体を洗う人達も多い。モロッコでは、市場(マーケット)のことをスークと呼ぶ。メディナにはスークもあり、スークはその売られている商品の内容により衣料品のスーク、野菜・肉等食品のスーク、金・銀のスーク、香辛料のスークなどと、しかっと区画分けされている。このような商店、人々の居住空間(住宅)がメディナにはぎっしりとつまっている。メディナの中を歩くと人々の喧騒と鼻をつくに強烈な臭いがする。そしてロバがその背いっぱいに荷物を背負わされて行き交う。はじめてメディに入ると目的地までたどりつくことは容易ではない。しかし、迷いながらメディナの中を歩くと本当のモロッコに出会えるような ・・・

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